ヒラリー・クリントン共著『ステイト・オブ・テラー』を読んでみた

暮らしの記録
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コロナ禍には図書館すら行けなかった。

もうすぐ「with コロナ」の生活が始まるらしいけど、コロナ自粛が定着してしまって、逆に外に出るのが余計にめんどくさくなってしまって。

コロナ禍の間に、一番近かった本屋さんは閉店。本屋さんから図書館へ、そして、kindleになりそうです。

「STATE OF TERROR」を読んでみた。

※Amazonからお借りしました

これは、フィクションです

とんでもないものを、読み始めてしまったと後悔しました(笑。

あらすじは、こんな感じ。外務省に送られてきた謎のメッセージと、ロンドンでのテロ事件から話は始まる。テロ事件が発生し、招集された各国の首脳陣とCIAなどの諜報機関。その後、今度はパリでのテロ事件発生。アメリカの国務大臣エレン・アダムスが、世界中を飛び回り情報を集め交渉し、テロを阻止する。

あらすじだけを見ていたら、よくある映画の脚本のような感じでした。

実際読んでみたら、「これって、本当にフィクションですよね?」って何度も思った。圧倒的なリアリティーというのは、読んでいてスリルを飛び越してる。

アメリカの陰謀説ほど、面白いものはないね。

圧倒的なリアリティーが凄い

わたしが思うに、リアリティー要因になっているのは登場人物たちの描写。すぐに誰かがモデルかわかるくらいに、遠慮なしに書かれている。日本人なら絶対やらない(笑。

クリントンさん、選挙のことめちゃくちゃ根に持ってそうだ

実際、「モデルがいる」と明らかにされているのは、エリン・アダムスの相談役の女性だけで、首脳陣については書かれていませんでした(笑。

いや、でも、読んだら、絶対わかるからね。

登場人物がはっきりイメージ出来るからこそ、物語の現実味が増して、「もしかしたら、これ、一部は本当にあった話なんじゃないか」と疑わずには居られなくなります。

武器商人の解放、汚い爆弾。いまの時期に読むからこそ、リアリティーが上がるっていうのもあるかもしれない。

元国務長官ヒラリー・R・クリントン

「この小説がフィクションであり続けるかどうかは、私たちにかかっている」

STATE OF TERROR

元国務長官のコトバは、重い。こんな世の中だからこそ、安全保障戦略が必要で、外交と情報は武器になる。

国務長官時代、一時的でもロシアと歩み寄っていたような気がする。ラブロフ外務長官と握手してなかったっけ?・・・いまじゃ、考えられないよ。

読んでて思ったけど、やっぱり、アメリカってロシア嫌いだよね。

海外小説って、難読。

今回、初めて海外小説を読みました。英語から日本語に翻訳されたものです。

まぁ、読みにくかった。内容的にはすごく面白いのに、読むことにものすごく疲れてしまう。翻訳者がどうこうというわけではなく、単純に合わないだけだと思いますが。

なんせ、アメリカンジョークがわからない。間の取り方がわからない。読み進めても文化的違和感なのか、読書歴が浅すぎるせいなのか、とにかく苦戦しました。登場人物たちがリアルすぎたおかげで、読み切れたようなものです。ちなみに、500ページ以上あります。

しばらく、活字はお腹いっぱいです。

映画になることを楽しみにしておこう。

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