犬ごはん|慢性腎臓病のための手作り食をつくる①

手作りごはん
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そろそろ残り時間がみじかくなってきたので
ずっと書こうかと思っていた「慢性腎臓病ごはん」について書いておきます。

最初の頃は先生にアドバイスされフードを併用していましたが、状態が悪化しすぐにステージ3に入りました。それからいままで2年以上、「手作り食」のみで生活してきました。

うちの先生は食の専門ではないので、大したアドバイスは頂けず、自分で調べてやってみるしかなかった。

「慢性腎臓病と診断されたコの飼い主さん」の何かヒントになるように、役に立ったサイトや本、我が家の腎臓病食の作り方をまとめておきます。

わたしも、忘れてしまわないうちに。

はじめに

すずは現在17歳の慢性腎臓病4年生です。
詳しくは、定期検査などの記録をご覧ください。

子供の頃から手作り食だったので、ドッグフード自体が合わなかった可能性があります。

すべての子に手作り食が合うわけでもなく、すずが平均寿命を超えたことは偶然で運が良かっただけかもしれません。手作り食にすること自体、栄養が偏りかねないリスクがあります。

決してお勧めするわけではありません。

それでも「食べることに困っている」なら、ひとつの方法として知っておいてもらいたい、そんな気持ちでこの記事を書いています。

参考資料まとめ

参考サイト

慢性腎臓病を理解し、食事療法のベースが書かれているサイトになります。慢性腎臓病に向けた漢方やサプリなども記載されています。

参考文献

人間の腎臓病の本や犬の病気、自然療法の本を何冊か読みましたが、詳しい食事療法を見つけることはなかなか難しかったです。

見つけたのはこの本です。
「腎不全になったときのレシピ」というページで、詳しいレシピなどが載っていました。考え方を学ぶにはこれが1番だったと思います。

あわせてこちらもあると食材について学べます。

犬ごはんについて各家庭で、作り方などが違うものだと思います。腎臓病の闘病はながくなるので、無理のない範囲で行うのが1番です。

フードと併用の場合、タンパク質が適正量の範囲に収まるように調整をします。

調べて実践する

なりやすい病気を防ぐ

慢性腎臓病は長くじわじわ悪化してくので、腎臓病になるとなりやすい病気というのがいくつかあります。

▪︎カリウムの異常
▪︎骨が弱くなる(腎性骨異栄養症)
▪︎消化器トラブル
▪︎貧血
▪︎高血圧
▪︎膀胱炎 etc

事前にわかっているなら防ぐこともできるかもしれない。実際、軽度の貧血であれば食事療法だけで対応することが出来ました。
慢性腎臓病は他の病気の治療でさえリスクになってしまうので、できるだけ未病のうちに発見し、薬を最小限に抑えることが重要になります。

口腔ケアも忘れずに。

腸内環境を整える

便の中に含まれるリンは、再吸収されてしまいます。
スムーズなお通じがあることは、リンを体外に排出するのに重要です。

せっかくリンを取り除くために活性炭を取り入れても、便秘だと効果が半減してしまいます。
その上貯まった便からまた毒素が全身に周り、身体の酸化を早めてしまう。

「慢性腎臓病」と言われたら同時に「腸活」をしっかり意識した方が良いです。腎臓病は水分バランスを崩しやすく便秘になりやすいうえ、高齢な子も多いので要注意です。

いまのすずは、老化による筋力低下・腎臓の機能低下で便秘になっていますが、安定期には1日2回良いうんちをしていました。ちなみに腸内バランスをくずした状態のうんちは臭いです。

水分補給を意識する

腎臓病による脱水を防ぐために、水分補給が大切。
たくさん飲んでしっかり出して、毒素を溜まりにくくします。

老犬になると飲まなくなる子もいるので、意識的に飲ませないといけません。ドッグフードの水分量は10%程度で手作り食は60〜80%だといわれています。「何を食べているか」も水分量を見るポイントになります。

うちのおすすめは
薄い甘酒、ヨーグルト水、高脂肪ヤギミルク
リンゴジュース、肉の茹で汁を薄めたもの

ここまで読んで下さりありがとうございます。長くなったので次回に続きます。

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