最近、流行りの食事法として、「高齢者はしっかりタンパク質を摂ろう」という話がありますよね。高齢者だけでなく、一般的に「タンパク質を摂ろう」ブームのような気がします。
そんな流行りの波が、うちにもやってきました。
大きいプロテインの袋に戸棚を陣取られて、めっちゃ邪魔だなぁ、、、なんて思っていたら、ネットニュースのトピックにこんなのを見つけました。
肉を食べたから筋肉が必ず増えるわけではない。
実は、筋肉量とタンパク質の相関関係ははっきりしておらず、肉を食べたから筋肉が必ず増えるわけではないんです。
年を取るとタンパク質が不足しがちになるのは事実ですが、魚や大豆製品など他の食品でいくらでも補えます。
長寿で有名な自治体の高齢者の食生活を調べた研究結果を見ても、お肉を中心とした食生活ではありませんでした」
食事関する健康法って、たくさんありすぎて、両極端だったりもする。
「年を取るとタンパク質が不足しがち」というのは
- 食が細くなる
- 用意するのがめんどくさい
- 好きなモノばかり食べがち
という老人あるあるから連想される。

うちの祖父母たちが、そうやもんね。自分もそうだけど。
日本人のタンパク質摂取基準知ってますか?
ちなみに、厚生労働省が定めている「日本人の食事摂取基準」によると、成人女性で50g、男性で60gが推奨量となっています。
とはいえ、昔の常識はいまの非常識でもあり、いまの常識は未来の非常識かもしれない。いまの食事法だって、未来じゃ全否定されているかもしれない。昔はたまご3つはダメ!!と言われていたのに、最近は、ほぼ言われないしね。
家族はプロテインに嵌っているようだけど、私にすれば添加物入りの合成タンパク質をガンガン飲んでる方が身体に悪そうな気がする。
いま、腎臓病犬の世話をしている身としては、摂りすぎることの方がリスクが高いように思います。あくまで、私個人の意見ですけど。
不足しても、体力や免疫力が低下し脳卒中などの危険性が高まるといわれています。特に子供は、成長障害になってしまうので要注意。
普通の家庭料理を食べて、タンパク質を摂っていれば、過剰になることは、ほぼないんじゃないかな。
過不足なくって言われると難しいけど、「タンパク質を摂ることを意識する」ってだけで、良いような気がします。
まぁ、ひとの思いって人それぞれだから何も言わないけど、作る際に粉まき散らすのは注意してやってもらわないとね(;’∀’)
高齢犬も、タンパク質は多めが良いのか?

人はこういわれているけど、犬どうなのか?
犬の方でも同じことが言われています。
「良質なたんぱく質をしっかり捕りましょう」みたいな感じに。
でも、私の経験からいうと、成犬でも老犬でも大きく変わることはないと思います。どちらかというと、脂質・糖質の方が変わると思う。
ちなみに、犬のタンパク質基準はこんな感じ。
- AAFFCO基準(2016):成犬・維持期で18%以上
- 手作り食:成犬:〇〇kg×4.4~5.5g
※手作り食の計算式は、色々ありますのでご参考程度に。
成犬の健康な状態での目安になります。実際の手作り食で、4.4gだと結構多く感じると思います。
ちなみに人間の係数だと0.8~1.6gぐらいだったはず。
この「タンパク質多め」論は、犬の世界でも流行っているのか、高タンパク設計のフードやグルテンフリーがやたら増えた。
フードの種類が多すぎるというのも、また選びにくいものですね。
「〇〇が良い」というのは、結局は企業側の謳い文句なので、信じすぎないように気を付けよ。
本当に良いフードは何かは、食べる子それぞれに変わるからね。
犬は、「肉食」?「雑食」?
昔は「雑食」といわれていたのが、「肉食」と言われたり「肉食よりの雑食」と言われたり。
実際、書籍や教える人、医師によっていうことが違うことが多い。
理由もそれぞれあるんだけど、私の中ではまだ「雑食」というイメージが強い。本当に何でも食べる、、、、子いるよね。
いつか「〇〇食」と決定され、標準化されるときが来るんだろうけど、まだちょっと先じゃないかなという肌感覚ですかね。
少し前になりますが、「犬の菜食と寿命についての関係」を書かれた海外論文の記事を読みました。
「肉食のみより菜食よりの方が長寿の傾向」だったかな?
今も犬の健康的な食事については研究が続いてるようです。
結局、バランスが大事
人間で犬であれ、大切なのは過不足のないバランスだということ。
誰かが良いと言った健康法だって、自分に合わないことはある。気になったら、まず試してみるのが良いと思う。
美味しいものを食べて、楽しければそれで良いと思うのも個人の自由。
とはいえ、不足すると「脳卒中の危険性が・・・」っていうのは気になるな。私の慢性頭痛はタンパク質が少ないもあるのかな?
コメント